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性格や特徴

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生活上の注意

元々うつ病は女性が罹りやすいのですが、非定型うつ病はさらに多く、男性と比べると2倍から3倍という数字になります。年代では10代から20代に多く、平均発症年齢は16.8歳です。発症年齢が低い双極性障害と同様で、この疾患の延長線上にあるのではないかという説もあります。性格的には対人不安傾向が強く、子どもの頃からいい子に育った人に多いと言われています。拒絶過敏性と呼ばれる、他人からの否定を過敏に受け取ってしまう性格が見られ、否定されないために他人に合わせて生きてきた人も多いです。失敗した姿を見られるのは耐えられないので、人前に立つと手や声が震えるといった様子が見られることもあります。緊張感の中で暮らしてきたために精神が持たなくなり発症してしまうパターンは少なくありません。また、メランコリー親和型性格や執着性格を持った人も非定型うつ病を発症しやすい傾向にあります。メランコリー親和型性格は秩序を好む道徳的な性格で、秩序が乱れると混乱します。一方、執着性格は働き者で几帳面、正義感などがとても強い性格です。興奮した感情が落ち着きにくく、心が休まらない状態に陥ることがあります。それから、何らかのトラウマを抱えている患者が多いです。身体的及び精神的虐待とまで言わなくても、親の育て方が問題になっている場合もあると言われます。例えば、幼少期に無根拠の信頼感を得られなかった場合です。それによって、自分の要求を言えない、他人に弱さを見せない、甘えられないなどの性格になると考えられます。非定型うつ病は普段は抑うつ気分にあるのに、楽しいことや好きなことを前にすると一転して気分が向上するというのが典型的な症状です。従ってうつ病のように周囲から明らかに病気だと分かるようなケースは少なく、ただの気分屋やわがままな人などと判断されて終わるパターンも珍しくありません。医療機関でも非定型うつ病に対する理解が十分に深まっているとは言えないため、治療の機会を逃してしまう可能性はゼロではないです。抑うつ気分に加えて、普段よりも睡眠時間と食べる量が増えた場合やパニック障害が出る場合は非定型うつ病を疑い、病気の知識が少しでも豊富な医師がいる医療機関を受診しましょう。うつ病で有効な治療が同様に効くわけではないので、正しい診断が重要です。非定型うつ病は抗うつ薬が効きにくく、精神療法を中心とした治療が一般的です。慢性化率は8割近くとされるため、日常生活が支障なく送れる程度にコントロールしていくことを目標にします。生体リズムが崩れるのは良くないので、いくらでも寝られるからと寝てばかりいては、悪化する原因になります。朝起きて夜寝るという正しい生体リズムを守れるような生活を送りましょう。それから休養が必要なうつ病と違って、規則正しく出社するなど、目標や目的を持って生活することが大切です。好きなことばかりするよりも、勤めの義務を果たすことが病気のコントロールに繋がります。本当に小さなことで構わないので、朝目覚めたときにやるべきことを自分に課すといいでしょう。また、毎日散歩するなどの有酸素運動も脳内物質の分泌を助け、症状を安定させます。